火種は風にあおられて

気まぐれに書き殴る創作ノート。感想文や愚痴も。無礼だったり不愉快だったりしたときはすみません

「1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編」感想文

1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編

1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編

 

 かなりざっとくりと読み終える。

奈良裕明『1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編雷鳥社

 前回ブログの写真と表紙が違うのは改訂版かどうかということ。

 まず、小説とは何か? から始まって、文体やレトリックやてにをはなど、実際にテキストを書く段階になったときの技術的な話、それから推敲やリライトのために客観性を手に入れることが大切である‥etc.))

 三題噺のような課題ものもいくつか用意されてるけど、主に小説を書くための意気込みを大切にしようとか、心構え的なものが中心という印象。
 本当に本当に初めて小説――というより、物語を書くためのマニュアル本を探していた、という人にはいいのかもしれない。

 実際に小説を形にするためには、5日目のプロットの章まで読み進めなければならない。それもいきなり、小バコからやらされるっていう……。
 ハコガキは言ってしまえばプロット。ただ概要を最初から最後までつらつら書くだけでなく、段階を踏んで作業していくというイメージ。

  • 大バコ:物語の始まり、ふんわりした中盤、結末までをざっくり書く(2枚程度)
  • 中ハコ:大バコから、時間と場所、起承転結の展開を膨らませる(10枚程度)
  • 小ハコ:各シーンごとに場所・時間・登場人物・出来事・主な台詞を全て書き出す

 どちらかとていうと、映像系の脚本術なんかでよく見る手法なのかなと思う。シナリオスクールなんぞに通った経験のある人は、重要さをたたき込まれた人も多いかも知れない。物語を書くための大切な作業であることは間違いない。

 ただ、小ハコはハコガキの中でも一番先の作業。これが書けるならもうとっくに小説書いてるんじゃないか? と思ってしまう。

 知りたかったのは、そのハコガキの作り方であり組み立て方だったのだけどなぁ。

 それでも、書きたいシーンからハコガキで埋めていって、繋ぎのシーンを後付けで考える方法は大いにアリだとも思う。
 足りない要素、不要な要素を俯瞰的に眺める作業はやはり大切。

 これを読んでもっと物語の構成やらを突っ込んで知りたくなったら、シド・フィールドを読めばいいと思う。

映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術

映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術

 

  こっちは小説ではなく、映画脚本だけど。